三次元測定の外注相談、どこから始めても大丈夫な理由
2026/05/26
——機種指定・サイズ相談・精度確認、どんな入口にも答えを用意しています
測定を外注しようとするとき、人によって「入口」が違います。
「VR-6000で測ってほしい」と機種名を指定してくる方もいれば、「このサイズのアルミ板で、穴が100箇所ある」とワークの仕様だけを持ってくる方もいます。そして「依頼する前に、御社の測定機の精度や校正体制を確認したい」と、信頼性をまず確かめたい方もいます。
それぞれに、答えを用意しています。
機種名を指定して来る相談
ご連絡のなかには、冒頭から「VR-6000を使って測定していただけますか」と機種を明示してくださる方がいます。多くの場合、エンドユーザー側で使用機種が指定されており、商社や調達担当の方がその要件をそのままお伝えくださるケースです。
なぜ機種が指定されるのか。理由はいくつか考えられます。エンドユーザーが自社の品質基準に照らして特定の測定方式を求めている場合、あるいは過去の測定データとの継続性を保つために同一機種での測定を望む場合などです。
VR-6000はキーエンス製のワンショット3D形状測定機で、測定対象をステージに置いてボタンを押すだけで、面全体の形状・粗さ・幾何公差を非接触で取得できます。光沢面や複雑な形状にも対応しており、「これまで測れなかった素材や形状が測れる」という点で指名されることも少なくありません。
機種指定のご相談は、単発にとどまらず、複数回・定期的な継続案件として発展することもあります。同一条件での繰り返し測定が必要な場合にも、ご相談ください。
また、「出張での対応は近隣だけではないか」とご心配される方もいらっしゃいます。対応エリアについては個別にご相談いただければ幸いです。遠方の案件についても、条件によって対応が可能な場合があります。
要件だけを持って来る相談
一方、機種名は特に決まっていないけれど、測りたいものの仕様ははっきりしている、というケースもあります。
たとえば、大判のアルミ板材で、全面に穴が多数あり、平面度と面粗さを確認したい——そのような相談です。材質・サイズ・重量・測定箇所・要求精度・測定場所、これらをおおよそお伝えいただければ、こちらで最適な機種と測定方法を提案します。
ワークのサイズによっては、VR-6000の測定範囲を超える場合があります。そのようなケースではWM-6000(ワイドエリア三次元測定機)が有効です。WM-6000はハンディプローブを使って最大25メートルの広範囲を測定できる機種で、大型・重量物の寸法測定や幾何公差測定に対応しています。
持ち込みが難しい大型ワークには、こちらから現場に出向く出張測定という形で対応できます。測定室に収まらないもの、移動させると変形の恐れがあるもの、設置されたままの状態で測定が必要なもの——そうした難しい条件ほど、WM-6000の出張測定が力を発揮します。
「機種はわからないが、測りたいものはある」という状態で構いません。要件をお伝えいただければ、測定方法の提案から対応します。
VR-6000とWM-6000、組み合わせて使うという選択
機種を一つに絞る必要はありません。ワークの性質や測定目的によって、VR-6000とWM-6000を組み合わせることで、それぞれ単体では対応しきれない案件に答えられる場合があります。
たとえば、全体の寸法確認にはWM-6000を使い、精密な局所形状や表面粗さの評価にはVR-6000を用いる、という使い分けです。「大きさ」と「精度」という二つの要求が同時に存在するケースで、この組み合わせが活きます。
どの機種をどの場面で使うかは、相談の過程でこちらから提案します。「VR-6000とWM-6000のどちらが向いているか」を事前に判断できなくても、ワークの情報さえあれば対応の方針を示せます。
精度や校正体制を先に確認したい相談
相談の入口として、測定機そのものの信頼性を先に確かめたい、という方もいます。
「検査治具の測定を依頼したいが、御社の測定機の精度はどう担保されているのか」——そのような問いです。測定対象が製品部品ではなく、測定の基準となる治具や標準器であれば、この問いは当然です。基準器を測る機器の精度が保証されていなければ、測定そのものが成立しないからです。
弊社では、測定前に校正用標準ワークを使った比較測定によって機器の精度を確認しています。この手法はキーエンス自身も機器の精度確認に用いているものと同様のアプローチです。
また、依頼者がすでに標準ワークや基準器を保有している場合、それをお借りして同条件での比較測定を行うことも可能です。「自分たちの基準器と同じ条件で確認してほしい」という要求に、この方法で応えられます。
校正証明書の種別や、より詳細な精度保証の要件については、案件の内容によって対応が異なります。まずはご相談ください。
相談の入口は、どこからでも構いません
機種名を持っている方も、ワークの要件だけある方も、精度への疑問を先に確認したい方も——どの入口からご連絡いただいても、対応できます。
お問い合わせの際に、測定したいものの概要(素材・サイズ・測定箇所・精度・測定場所の希望)をお伝えいただければ、迅速に対応の可否と概算をお示しします。情報が不完全でも構いません。相談しながら整理していきましょう。
お問い合わせ・無料お見積もりのご依頼はこちら Web会議でのご相談も承っております。
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